無になりたい人おすすめ!都心から1.5時間の玉川温泉



最近ダメだなー

そう思って数週間をだらだらとすごしてしまった。

何がダメなのかを考えていたら、多分だらだらする場所が同じだからダメなんだと思った。

人間は環境に影響されやすい生き物だから、同じ場所にとどまり続けると、人体でいう血行不良を起こすようだ。

というわけで、満を持して遠足気分で出かけることに。

目的地は今以上に無になれるような山の中が良いだろうと思ってここをチョイス。

埼玉県埼玉県比企郡 ときがわ町にある玉川温泉。

玉川温泉っていうと有名な秋田県のほうがでてくるけど埼玉ですw

本当は押上→大手町→池袋→東上線って感じのルートが安いんだけど、通勤時間帯に都内を貫通するのは条件に反する。

徹底的に無になるためには最初から下り路線で行こうという話になり、、w

曳舟→新(南)越谷→北朝霞→東上線のルートに変更。

とりあえず朝(といっても9時前くらい)起きて、まだ脳が起きてない状態で出発。

朝霞台で初Tweet



東武東上線と言えば、僕はこの路線にある大学に通っていたから、7年ぶりくらいになるんだろうか。特に何も変わっていないホームからの景色をみて無駄に安心した。

ホームや駅周辺が開発されてしまうと、活性化という意味では良いけど、なんか記憶を荒らされた感がある。それに変われば変わるほど、あの時から時間がかなりたってしまったような薄い憂鬱を覚える。

あと電車の車両も新しくなると少し凹む。あのうるさい武蔵野線の響きはどこへいったのか等々・・・w

そういう意味では安定の朝霞台であって、とりあえず大きく乱されることもなかったw

電車に乗り込むといろんなことが想起される。

あの4年間の日々は一体何を考えていたのだろう。もし昔の自分がここにいたら今の僕は何を話すのか。

おそらく「お前学校行って寝てるだけなら退学届け出して、本読んで浮いた学費で海外に行け」と言うだろうな。そして無理して変な企業に就職するなとも。

大学で学んだことに関しては、実社会に出て役立ったことはほとんど無い。



でも大学に行った意味があると思うことはあって、それは大学に行ったということだ。具体的な何かではなく、ものすごい抽象的な淡い感覚のようなもの。その感覚を培った意味は多少あるのかなーと思う。

まぁバイトしまくったとはいえ、親にはすまないと思っている。

人はだれでも本気で自分と向き合わなければいけない時がある。それはいつかは分からないけど、先延ばしにすればするほど溝は大きくなってくるから、いずれ向き合うのであれば、それはなるべく早い段階のほうが良いのかもしれない。

そんなことを考えているともうすぐ武蔵嵐山というアナウンスが聞こえてきた。

気づくと電車内は幽霊がいるんじゃないかというくらい人がいなかったw

そういえばさっき高坂ですごい人が降りたなーと。

暑い、、予想以上に暑い。



ここのところ寒いくらいの日々が続いていたから、歩く距離に関してはあまり気にしていなかったけど、この気温になると話が変わってくる。

とりあえず嵐山バーベキュー場を横目に都幾川沿いをいこうと思った。





この槻川は、川マニアの僕から言うと都心近郊(埼玉県内でも)ではかなり水質良好な川で、河原へのアクセスも良いしハイキングコースとしての魅力も高い

夏には川遊びやBBQ、秋には紅葉が見どころになるから、年間通しての訪問客は多いんじゃないかな。そういう僕ももう5回目くらいだw

嵐山BBQの売店でおばちゃんと会話しながらガリガリ君を購入。灼熱のなか歩くことを考えたら必要経費はやむを得ない(笑)

今どきめずらしい珍販売機w



「勃たぬなら勃たせてみようビンビン(苦笑)」

都幾川

都幾川沿いをしばらく歩く。

写真にはないけど、このあたりは川沿いに桜の木が立ち並んでいて、春になるとそりゃもう美しいのだとか。

引用© KADOKAWA CORPORATION 2018

都幾川から一旦離れてふつうの県道に入ると、今度は廃屋が目に止まった。

もう既に使われていないんだろうか。明らかに人の住んでる形跡はなかったけど、中にはいろいろな工具や什器などが散乱していた。

骨組みはそこまで傷んでなかったから、リノベして古民家再生すれば何かに使えそうだなーとか思ったり。

このへんで大分疲労感が出てきて、少し休もうにもコンビニも喫茶もない。

でもあと3分の1もあるし、、いや、もう歩くしかないな―ってなる(笑)


ついに見えてきた。そして徒歩で向かってるのは間違いなく自分たちだけしかいない!貧乏都会人が意地で温泉を目指したという歴史的快挙だ(笑)

ヤギが「よくお前らここまで来たな」と言わんばかりに軽く偉そうにしているw

やった、、ようやくこれで温泉に入れる!!!!

と、思った瞬間にある車から老人4人組が降りてきた。

野村夫妻?!

と思うくらい派手な格好の人たちなんだけど、「ここはゴルフ場があってそれにちなんで温泉が~」うんちくを言いながら恐ろしく遅いスピードで僕らの前を制圧したw

(地元からカローラ乗って来たくせに、疲れたーなどと抜かして!こっちは嵐山から歩いてきてんだぞ!)

一歩早く受付に行ってれば・・・案の定4人組が受付を通過するのに10分以上かかった(笑)

おーー!!!!

昭和レトロというサブタイトルがついてるだけあって、中は確かに昭和っぽくとてもレトロでポップな印象だ。

とりあえずミネラルウォーターを一気に飲んで風呂へ。

週替りで男女の風呂が入れ替わるシステム(2018.5.15現在)らしんだけど、今回は女風呂に軍配らしい。相方に聞いたところ、露天風呂は岩風呂で風情があったとのこと。

男湯は同じ露天風呂でもタイル版の浴槽だったので、少し物足りなさを感じたけど、露天風呂があって広くて緑があるという時点でわりとどうでも良くなった(笑)

あ、でもサウナと水風呂のような定番設備はほしかったなw

風呂上がりの至福の一杯!



やっぱり環境で人が変わるように、ビールも同じ環境より場所を変えると数倍美味しく感じられる。美味いなーと思いながらも、人間とはつくづくそういう機会を与えてやらないと喜びを感じられないのかと思った(笑)

しばらくするとさっきの野村夫妻グループが隣の宴会会場で歌謡曲を歌いだした。

そうか、何で風呂入るだけなのにこんなゴージャスな格好で来るんだと思っていたけど、目的は原点回帰にあったのか。

昭和の景色に囲まれ、広いステージで歌い酒を飲みながら青春を振り返る。確かに暇を持て余すよりこういった活動をしているほうが精神衛生上いいのだろうなと考えた。

いつか年老いた時に自分もそんなことを思うのだろうか、、今は分からない。

お腹が減ったので酒もそろそろ、ご飯を注文した。定番だけどきちんと作っていて美味しい。

風呂に入って一杯飲むとだいたいダラダラしたくなる。ご飯を食べた後、館内をいろいろと散策してみたら昭和レトロ以外にもなかなか独自性があって、テラスにはハンモックと良くわからない小屋があった(笑)

小屋の中には椅子が一つ、、無になるために精神統一でもしろというのか。

ハンモックは思ったよりも寝心地が良くなかったので、室内へ移動。





だらけるのはここだなw

マッサージチェアに雑誌や面白そうな漫画がたくさん!いつも狭い部屋で過ごしているせいか、開放感があり読書も横目に爆睡してしまった。

室内にはヒーリングサウンドがかかり、アロマディフューザのような小洒落たものがあってなんとも快適だ。これが普段の環境とは違うんだな―。

あのウトウトから眠りに入る瞬間に思考が無になるのはやはり気持ちいい。

思う存分堪能するともう時刻は19時を回っていたので、帰りの準備をして帰路へ。


さすがに帰りはほとんど歩かずに最寄りバス停からバスで武蔵嵐山駅まで行き、東上線の特快で池袋まで直行した。

懐かしい池袋。

パルコがキレイになってる?!

僕は赤羽出身だから、学生時代のほとんどをこの池袋で過ごした。結局歩かない歩かないと言っていたけど、懐かしさのあまり散策しながら新大塚へ向かう(笑)

以前のサンシャイン通りはゴミが落ちていたり、呼び込みがたくさんいたりしてなかなかカオスだったけど、今は時代も変わってきれいになっている。

相変わらずなのは若い人が多いなーくらい(笑)

ちょっと見上げた時に撮った近未来な写真。



おそらく有名であろう銭湯も通った(笑)

新大塚から電車に乗り今度こそ家に帰る(笑)

押上からは徒歩。不思議とこのくらいまで来ると狭いアパートが懐かしくなったw

やっぱり、たまに遠出して洗い流してくるのは必要なことだなーとつくづく感じた。バリバリに働いてなくても、それはそれで日々の薄いストレスが重なってくる。

家で考えられないことも、場所を変えると少しふわっとした広域な視点で捉えられることもあるから、そういった意味で旅は必要な気がする。

今度は5ヶ月も空けずに月1ペースで行けるくらいちょっと頑張ってみようかなと思いました。

あ、ちなみにここ行くなら平日がめちゃくちゃおすすめです!なんと言ってもほぼほぼ貸し切り状態で、50円引にもなるし快適さが全然違います!

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ABOUTこの記事をかいた人

新卒でブラック企業入社を皮切りに転職、倒産、結婚、離婚、開業等々、現在は都内で飲食店やりながらブログ書いたりしてます。相方と月収20万でミニマルな生活を計画中・・・>詳細はコチラ