友人がクラウドファンディングで発起したが…



目次

こんにちは。

ようやく風邪が治りかけてきて、何かを書ける気力が出てきた。

幸いインフルエンザではなかったから、あと数日で完治すると思う。

今日は友人がクラウドファンディング(以下CF)を始めてみて、その経緯と多少の疑問について書くことにした。

関連画像

a-portより引用

初めに断っておきたいのだけど、僕はCFというサービスに対して、全面的に肯定的であって、とても先進的なものだと思っている。

もっともCFをよりよく知ったきっかけは、家入一真さんが執筆する「なめらかなお金がめぐる社会」を読んだことが大きい。

だからCFというよりかは、CAMPFIREの理念に共感したという感じだろうか。

誰かの声に他の誰かが恩を送るという社会包摂的なサービスは今までなかったし、CFが世に出たことで埋もれていた才が開花した人多くいると思う。

またプロジェクトの成功により多くの人が助けられたり、またそこからプロジェクトが連鎖的に生まれることで、ゆるやかなお金のめぐりが生じて、経済的な格差が緩和されつつある世の中になってきているのが分かる。

そして個人団体問わず誰でも構想をクラウド上に出せることは、既存の起業や開業といった概念のキャズム超えを起こしたといえる。

そういった意味で、CFというサービスはこれからも広く利用されていくと思う。

SNSは大事な発信ツール

最近僕の友人でCFを始めてみたが、うまく支援金が集まらずSNSで拡散してほしいと言われた。

その事自体は別にかまわないんだけど、僕のTwitterのフォロワー数を見ても分かる通りものすごく少ないw影響力もほぼ皆無といっていいくらいだ。

それよりもまず、友人は自身でSNSをやっていなかったためCF立ち上げ後にSNSのアカウントを作り始めたという。

tancob
CFをやるにあたってその考えや活動を発信するためにもSNSを利用しようとは思わなかったの?
友人
そうゆうのが好きではないし、別に目立ちたくないから…

これは性格の問題ということもあるんだろうけど、僕もこういった一面はある。

実際リアルな友人もほぼいないし、なんというか人見知りで宣伝ベタで内向的なのだ。ただなんでも新しいものを見つけてはとっつくので、SNSはかなり古くからやっていたりするけど、有意義な更新をしているかというとそうでもない。



tancob
嫌かもしれないけど、自分が立ち上げるプロジェクトの活動について前々からSNSで発信しないと誰も知る機会がないというか。
友人
いちいち自分のしたことを投稿するなんてあつかましいと思う。
声をあげにくい人が声をあげられるサービスなんじゃないの?
これじゃあ、友人がたくさんいる人気者じゃないと立ち上げても成功しないということだよね。

この質問には少々返答に困ったけど、そもそもSNSでの活動実績(自分が何かに取り組んでいた履歴)がゆくゆくCFでの評価にリンクされて、共感レベルにより支援金が集まるんだと思う。

だからSNSで培った信用力の延長線上にCFが成り立っている。それは個人に対しての信用力がSNSを通して測られているということだ。

あるいはそれに準ずるリアルな友人が多くいて、なおかつ信頼関係があるのかどうかということ。そしてここで言う『声』というのはSNSやリアルの発信力のことだと思う。

要は『継続性』『発信力』『信用力』という3つの要素がないと成功は難しいのではないか。

こういったことを遠回しに伝えると。。

友人
継続性や発信力っていっても今から始めるんだから、ないのは当たり前だし、信用力ってのはどこかのコミュニティに入って名前を売れってこと?
それじゃあまるで有名人の周りにいて恩恵にあやかるハイエナみたい。
tancob
まぁそうかもしれないけど、逆に何の情報も出てこない人に対して数万単位のお金を支援する人が現れるかというと、考えにくくないかな。
友人
それなら何のためのCFなのかが良くわからない。
『人気』や『見せ方』に価値があるのか『純粋なアイディア』に価値があるのか。
自分は後者じゃなければ本当に声を上げたい人へのサービスとはいえないと思う。

僕はこの段階で、無理ゲー感が出てきてそれを僕に言われても困るとなったわけだけど、良いか悪いかは別問題として、そういった原理は大いにあるのが人間社会だと思う。



何も発信せずにいきなり「コレをやりまーす。だから募金してね!」っていうのは無理がある。たとえそれがものすごい画期的なサービスだとしても、現状ではそういった信頼関係を構築するプロセスをすっ飛ばして支援を受けることは難しいのだ。

身近で成功している事例

ではどういったことが成功しているかというと、ベーシックインカムハウス(以下BIハウス)の話題だ。ちなみに僕は何も絡んでいないし、直接会ったこともないんだけどTwitterで近況を見ていると面白くなってついつい追ってしまうw





発起人であるカイリュー木村さんは自費でBIハウスを立ち上げてそれを運営している。立ち上げ当初からフォロワーさんが激増して、入居者が決まった今ではかなり浸透してきているようだ。

そしてその火付け役となったブロガーさんがA1理論さんという方で、BIハウスについてかなり濃厚な取材をしているので参考になる。

またこのBIハウスのロゴ制作にあたり、コンペ形式の採用を行っている。

ポルカを利用して集まった支援金をロゴ採用者への懸賞金としているんだけど、こうゆう使い方はうまいなぁと感心してしまう。因みに支援金は以下の通り。

2018/03/04現在

額面こそビックプロジェクトの支援とは違うけど、こういった形で支援金が集まるのは、発起人が相応のリスクを背負って立ち上げたものに対して共感が生まれた証だと思う。

僕も思わずpolcaで500円という小さな投げ銭をしてみた。

polcaを使ってみたかったのと、単純に勉強になるしポケットマネーでここまでやる社会実験は見ているだけでワクワクする。

どんな形でも取り組んでいる姿勢を見て共感してくれる人はいる。




先程の友人の話に戻るけど、BIハウスを僕が追っているように発信すれば必ず誰かの目に留まる可能性はある。さらにそれを行動レベルまで引き上げて、プロジェクトの整合性を話す相手がいればなお支援をしやすい環境になるのではないかと思う。

それに第三者の僕が見ていて感じたのは、ちゃんとした段階を踏んで確実にやり遂げていっている姿勢だ。それに比例してフォロワーや支援者が確実に増えていっている。

だとすれば自分の行ったことや考えていることを正直にアウトプットすることから始めなければならない。

僕自身もカレー事業を始めたばかりの頃、かなりエゴなバイアスがかかり言葉の選択ミスを何度もしてしまったことがあるけど、その結果は本当に実を結ばないものだと学習した。

なんでもそうだけど、面倒くさいのかもしれないけど、何かを始めたいならひとつづつ石を積み上げていくしかない。そのプロセス飛ばすと支援はおろか実際稼働した時に必ず問題が生じることになると思う。

ただ今回の友人のような繋がりが乏しい人でもプロジェクトの内容だけを直視して支援できるようなサービスがあれば、さらに声を吸い上げることができそうだなとは思う。

まぁそれはそれで何らかの弊害が起こりそうな気もするけど。

なんかいろいろと面白くも難しいなぁと感じることが多いですね。

ということで今回はクラウドファンディングを勝手に語ってみました。

お読み頂きありがとうございます。

この記事に共感して頂けたら
いいね ! をぜひ!

Twitter で


宜しければシェアをお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

新卒でブラック企業入社を皮切りに転職、倒産、結婚、離婚、開業等々、現在は都内で飲食店やりながらブログ書いたりしてます。相方と月収20万でミニマルな生活を計画中・・・>詳細はコチラ