多分メモ程度の走り書きにはなると思いますが、備忘録も兼ねて現状を書いていこうと思います。
まず、こちらは東京都心部なのですが、えーいろいろ日常を見ていく中で出た答えは実にシンプルですが
結論からいうと、
「お客さんは戻ってきて(るとは言え)ない」
というのが当たらずとも遠からずといったところでしょうか。
おそらくこれは大小あれど自分の店だけではなく界隈全体だと思います。
というのもまず「街全体に人がいない」ことが目立ちます。
いや、正確に言うといるにはいるけど、商業施設には入らない、つまり移動目的の人しか歩いていません。
まぁこのあたりは「うかつに商業施設に入らないでね」という背後に同調圧力のかかったオフレでも出てるのでしょう。
人口数に対して店内にいる人がほとんどいませんからね。
このままだと前回書いた記事の内容がどんどん真実味を帯びていくと思います。
このなかでも書いてるように、おそらく今一番現実的に直面しててまずいのは、「新しい生活様式」と「人々の不安」です。
まぁ不安なのは仕事しててもそうなので、誰もが大なり小なりリスクを背負ってるわけですが、新しい生活様式のほうはすこぶる煩わしいですね。
やはりディスタンス保ちながら利益確保するのって至難の業だと思う。
ロスじゃ客数を6割まで抑制するという条件付きで再開したみたいだけど、それじゃ維持費だけで終わってしまうんじゃないか。
現に席空いてても待たずに帰ってくもんな。いやー、本当に煩わしい世界になってきた。— ありーゔぇでるち@しがみつく者の指輪 (@quartet1115) May 30, 2020
夜寝付けずに何が原因なのか考えてるとあることが見えてきました。
まずこのキーワードがよくありません。
この「新しい生活様式」には過去に戻らず、これから新規の生活スタイルを確立し且つ継続させるようにという意図が見えるからです。
これは時限的な措置ではないので、風化しやすい人々に植え付ける文言としては最適解といえるでしょうが、これに巻き込まれる商業施設はたまったものではありません。
前回の記事でも触れてますが、そもそも商業施設はデッドスペース(ソーシャルディスタンス)を設けて採算がとれるようなビジネスモデルには設計されていないということです。
店に1人のお客が入ろうが1000人入ろうが、その建物やスペースを借りてる時点でテナント料の負担はまっっったく変わりませんので。
しかし、専門家並びに関係者各位はこの部分を
まったくスルーしていますwww
夜の施設ガー、飲食店ガー、ライブハウスガー、
要は「行くな」ってことでしょう。
で、これ(テナント料云々)って周知の事実でどんなジャンルの人間に聞いても完全に理解できることだと思うんですが、
誰もそこに触れていない、というより禁忌なのかってくらい触れたくないオーラさえある。
まぁ似たようなことを書いてる方がいましたけども。
そうそう極めて現実的なこと言うと「実行したらどのような弊害が起こるのか」←この部分が完全にスルーされてる。
坪単価に対する利益という基本概念、この根底を蔑ろにした場合、客ビジネスは静かに死んでいくのである。
そういう設計だから。https://t.co/Xz5VQxJEpw— ありーゔぇでるち@しがみつく者の指輪 (@quartet1115) May 30, 2020
これじゃまるでギアッチョのジェントリー・ウィープス(静かに泣く)状態
そう、ただ誰も彼もが黙秘し続けてるセカイな気がします。
今はお上の指示の下、いろいろ新スタイルに適応させようとしてますが、それが継続すればよほどのバカでない限りどうなるかわかるはずです。
満席回転でようやく採算とれる店が、ビトゥイーンしたらどうなるか、、これは自明ですよね。
かといって、仕切り(レスポンスの阻害)をつけるとか厨房をビニールで覆う(夏場人死ぬ)とか、そんな内装変更してまでお膳立てしなければならないとなると、いよいよサービス業は壊滅状態になります。
というか、そもそも業務量が多い職種なのにそこに拍車かけて売上が落ちるとなると、人件費が捌けなくなる上に、求人募集しても誰も来なくなると思います。
残念ながらこの解決方法はいくら考えても浮かびません。
- 人々が自己防衛しながらコロナを無視する
- 「新しい生活様式」という名称を変更する
- 対応するための資金投下を迅速にする
くらいでしょうか。
というかすべて実行してくれたら一番うれしいです。
もちろん店側としても潤沢な費用を捻出できるなら、すぐにサーモグラフィーと仕切りをつけたいところですが、既に崖から落ちかかってる店が多いなか、それは無謀だと思います。
しかもそれを施したからと言って「戻る保証」はどこにもないですから。
まぁぶっちゃけてしまうと感染する可能性はどこでも無限にあるわけで、「確実」なんて言葉はこの世で一番信じてはいけないものです。
そして不確実性とともに歩んでいくのが人類の使命なので、ある程度の覚悟はふつうにあってほしいものです。
とりあえず飲食店に限ってはやはりプライドとその性質上、弱音を吐いたら負けという風潮が強いので、人知れず閉業するか、特攻あるのみの二極化してます。
もっと全体で共有団結して声をあげればいいのに、って思うんですが、如何せん駄目ですね。。
私はこの職種の一番の欠陥はこれら業界の性質にあるとさえ思ってます。
まぁそれと同時に勝手にやってけよっていうのがいいところでもあるんですけどね。
しかし、この精神状態がいつまでもつのか、正直自分でもわかりません。
気力が削がれてくのは露骨に表れてくるし、必要以上に鼓舞して頑張ろうとか思えなくなってます。。
働けど働けど収入があるか分からない。というより赤字の可能性。
これは今まで数々の修羅場(たいしたことではないだろうが)を経験した中でもダントツ上位に入るでしょう。
というよりないことです。
というわけで、さしたる解決策がないまま6月に突入していきますが、くれぐれも煩わしい風習が定着化しないことを願います。
体調面と消えかけのソウルだけは失わぬよう頑張りますので。
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