休業して4日目をむかえるありーゔぇでるちです。
前回は、時短協力金の話について書きましたが、今回は休業する理由について書いていきたいと思います。
協力金をもらって休業するのは税金泥棒?
あえて店名は言わないけど大阪ミナミにとんでもない店がある。去年の協力金で車買ってマンション買ってウハウハな奴が先日コロナに感染。
時短営業の張り紙の上に小さなメモ書きで発熱のため休業しますだって!ふざけんな!— オンちゃん (@sq3ItkNo0rUnoXE) January 28, 2022
協力金貰い続けて散々豪遊してきた飲食店オーナーで、休業し過ぎてもはや働く意志がなくなってるやついた!こいつマジでクソだわ、そのまま協力金で生きてなくなったら死ね。 #協力金バブル #飲食店
— Dan. (@danpei_t) October 5, 2021
もうね、ツイッターとかで見るとこういう地獄絵図のようなツイートばかり出てきます。
まぁもし豪遊してるならそれは税金泥棒なので、咎められても○されても仕方ないかなと思います。
この前も書かせて頂きましたが、豪遊してるのは地主・持ち家・地方激安テナントのいずれかです。
負け惜しみにしかなりませんが、うちも家賃がなかったら今ごろ余裕でビル一棟は建ちました。
つまりそれくらい上記のアドバンテージはチートなんですそもそもが、、それに加えて協力金もらったらどうなるか分りますよねw
賢い人はそんなことはしませんが、土地持ちガチャSSRは運の要素だけなので当然おバカな人もいるでしょう。
それが豪遊クラスタ(税金泥棒)の正体です。
僕もこの休業期間に確定申告をまとめてますが、店のストックは全部税金で消えてむしろ少し頭出るかもしれない(ヤバい)ってなってます。
ざっと○百万くらいの税金がかかる予定で、もし頭が出てしまった場合は、このマンボウやら緊急事態のさなかに回収しなきゃならないという話になりますが、それは不可能でしょう。
正直に今は人件費すらでないカツカツ状況なので余剰金など一切でません。
信じるかどうかは人それぞれでいいと思うのですが、文字のごとく豪遊なんて夢のまた夢です。
むしろ廃業検討にさしかかってるレベルと言っていいです。
休業するのは精神的に辛いから
上記に書いた豪遊クラスタを除いて、まともに商売してる人たちが休業してるのはこのタイトルのとおりです。
人がいないゴーストタウンのようなところで商売してみれば分かると思いますが、はっきり言ってめちゃくちゃ病みます。
ブラック企業にあるパワハラとかそういった苦痛とはまったく違う虚無感のようなものですね。
店を開店する=仕込みをする=仕入と人件費が発生する
仮にこれで来店するお客さんが10人とかだったら、仕入れも人件費も回収できないってことです。
当然ながら暇なので情報収集するわけですが、報道もネットもSNSも全部コロナ感染者の話題でもちきりです。
まぁ控えめに言って地獄ですよ。
そんな光景を拝んで精神的に病んでしまうくらいなら、いっそ休業したほうがマシ(自己防衛)という考えに至ります。
これは商売を真面目にやってる人ほどそう思う傾向があるように思います。
お金はまた稼げばいいですが、精神は一度やられると復活するのが難しいというのは既知の事実です。
わざわざ台風の中で危険を冒してまで魚を探しに行くメリットがないのと同じで、持続可能な店にするには休業という判断も必要になります。
僕も休業4日目にして明らかに体調が変わりました。
そもそも朝起きたときに頭も心も軽いですし、何より大きいのがここ2年間悩まされ続けていた耳鳴りが収まっていることです。
これには本当に驚きました。
それから落ち着いて考えてみると「自分ってこんなストレス溜めてたんだ」ってことに気が付きました。
数々のブラック職場にいたときでさえ、耳鳴りとかの物理的な体調異常はなかったですからね。
まぁ会社なら精神が逝く前に辞めればいいだけですが、自分の店となるとそう簡単にはいきません。
だから他の飲食店が休業する理由も大いに理解できます。
おそらく本人が思ってる以上に削られてると思います。
コロナ禍(というよりこの風潮)のストレスの一番厄介なことは、努力云々で解決できない上にストレスのあてどころがないことです。
ものすごく自己中心的に考えてしまうと社会全部が敵にしか見えなくなります。
- 政府→いつまで騒ぎ立てて経済を停滞させてるのか
- 国民→いつまで気抜いて感染者増やしてんだか
- マスコミ→報道のせいで収入が激減するんだが
挙句の果てに冒頭のような「協力金○ね」的なツイート内容を見ると終いには全員○したろかってなります。
だって僕らはただ食事や酒を作って提供してただけなんであって、
自分はもちろん周りにも感染者なんていないわけで、勝手におバカな政府と社会が騒いだツケをなぜか飲食店が負わされている。
という解釈になります。
つまり罰を受けるようなことは何もしていませんって話です。
単純に考えて集団から理不尽なイジメを受けてるようなものなんですが、多分まったく理解されてないんでしょうね。
こういったストレスは爆発すると無敵の人になりかねないので、理性を制御するのにだいぶ力を持っていかれると思います。
病んでまで店を開ける必要はまったくない
これは全国の苦しんでる飲食店の方に言いたいです。
多分、商売人という職業柄、無理してでも開けるというのが美徳にされていると思いますが、残念ながらその期待に応えてくれる人はそうはいません。
人は良くも悪くも都合がいい生き物ですから。
今のような状態、政府→マスコミ→企業という風に包括的に人流を抑制されていてはこうなるのも当然でしょう。
勝手に期待して、裏切られて無敵の人化するくらいなら、嵐が過ぎ去るのをひたすら待つというのが懸命です。
その間に普段できなかったことに目を向けてみるのがいいと思います。
特に飲食店は休めないし、個人店となれば肉体的な疲労や責任が伴う仕事なので平常時からキツイわけです。
だからこんな時くらいは休んでもまったく問題ないと割り切って考えるべきでしょう。
まぁ僕がそれに拘るのは、父が過労で倒れて日常生活さえも再起不能になってしまったからです。
そうなってからでは遅いわけで…
たまには休むことも必要です。
冒頭のように外野はまったく知らずに叩いてくると思いますが、完全に無視して構いません。
そのくらい面の皮が厚くないとやっていけないと思いました。
おわり
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