やられたなー
ペンタックスのK-S2がいきなり故障
2年ポッキリでSON◯タイマーならぬR◯COHタイマーというべきか。。
購入したのは2015年の12月、サイト制作のためにかねてより欲しかった一眼レフを購入したんだけど、ものの500枚も撮ってないまま例の症状がでた。
よくよく調べるとその例の症状はどうやら『黒死病』というらしい。
K-S2はシャッターボタンの横に露出や絞りを撮影環境に合わせて適正な値にするリセットボタンがついていて、マニュアル撮影時でもそのリセットボタンを押せばライブビュー(背面液晶)でもファインダーでも適正な値が算出される。
今回の症状はライブビューでは起こらないが、ファインダー撮影時に適正値に戻す機能が効かなくなるというもの。
いや、実際にはボタンを押せば数値は変わるんだけど、変わるだけで適正にはならないということだ。
ファインダーをのぞくボタンを押すシャッターを切る
で、背面液晶でプレビューするとほぼ真っ黒。
なるほど、、黒死病と言われるだけのことはある。
おそらくは測光機能の不良で本体内部の情報伝達基盤が完全に狂ってしまっているんだろう。
たまに明るい室内撮影においてもF値2.8のSSが20秒とか有り得ん数字を弾き出してくるときがある。。まぁこの場合は当然ながらホワイトアウトしますが。
こうなってしまうと、撮影はほぼライブビューで行うことになり、ファインダーをのぞくといった一眼ならではの実用性はまずなくなるだろう。
ちなみにその症状が現れてからはライブビューの液晶もノイジーになってしまい、一枚の写真を撮るのにものすごい調節が必要になってくる。
だから一眼レフ本来の狙った写真を撮るという趣旨以上に、まともに写真を撮ること自体が難しなくなった。
レンズと本体合わせて10万以上してんだけど…
まじかよR◯COHさん。
この下の方たちも多分同じ現象だけど、ネットみてるとまぁ出てくる出てくる。
特に価格コムの方、、まったく同じ症状だ。
Kシリーズのこういったトラブルは全体で32%以上でてるらしい。
内部基盤や電装系の部品という基礎的なものはフルモデルチェンジでもしない限り、同じものを使いまわしているんだろう。異機種同部品とでもいえばいいか。
もれなく僕もKシリーズという時点でこの地雷を踏んだようなものだ。
それでも諦めたくないのでメーカー修理に問い合わせたところ、しれっと
「その故障は18,000円ですね」
故障ときましたか。。
いやいや、これ確実にリコールになってもいいくらい決定的なミスでしょ。
それもやっちゃいけないミスだよね。
多分、この不具合が出た箇所の部品だけ交換してもまた再発すると思うよ。
昔携帯のキャリアショップで働いていたときもよくあったんだけど、、RE◯ZA PhoneやGALA◯Yによく起きてたあれと同じで、基本的に部品の問題ではなくミスったプログラムされた時点で終わってるということ。
部品は交換できても、そのエラーを流し続ければまた部品は壊れるんですよね。
そのたびに金取るんですか。。新しい商法かよw
このKシリーズはまさにそういった根本的な問題をはらんだ機種だったってことだよ。
そういえば話は変わるけど、タカタ製のエアバックが動作不良でリコール対象になったのは最近だったかな。
あれと似てる。
今回でいえばカメラ内部の基盤がエアバックの制御機構だったんだよ。
でもやっぱりタカタさんみたいにリコールやると最悪メーカー側は倒産しかねないくらいの打撃を被るから、、まぁ出来ればやりたくはないよね。
とは言ってもさ、自分たちで世に出した製品でしょう。
それも予め設計や基盤に不備があると知っていながら。違うのかい?!
同じくね、ニコンさんのD750はキッチリやってますよ?
何も間違いを責めてるわけじゃないし、僕は滅多なことでクレームなんていわないです。ブログ内容だとかなりのクレーマーっぽいが…これは本当なんだ。
むかしファミレスでスープにハエが入ってた時も当時、高校生だった僕はふつうにノークレームというか言いもしなかった。当時付き合ってた彼女に尊敬の眼差しで見られたのを今でも覚えている。あれ、軽蔑だったかなもしかしてw
別に取れば食えるしw今考えるとハエはちょっと無理ゲーだ…
ってくらい、クレームは言わないんだけど、今回はちょっと頭に来たなー。
だって1000円やそこらのもんじゃないし、10万あったら何買えますか?ってはなし。
それをしれっとまるでふつうの故障みたく扱うんだもんな。
傷一つつけてないし、ほとんど新品に近いよ。大事に扱ってたからね。
それが急にスイッチ入ったみたいに不具合が出るって、、これ意図的なんじゃないかって思うくらいのむしろ悪意さえ感じる。
よく個体差で運悪くハズレ引いちゃったね~とか言う人いるけどさ、これは
運で済ませちゃいけねー問題だろ。
タカタさんは命に関わる製品だから倒産してでもやったんだよ。
トヨタの社長さんもプリウスにいいがかりつけられたけど、アメリカ相手にきっちりリコールを完遂しただろう。
たぶんね、訴訟大国のアメリカ人も相当ごねて質悪かったと思うよ。
でもそんなの分かりながらも潔くやったんだよ。
そしてリコールを果たしたことで、後々ミスをリカバーしたっていう結果的に
実績や評価に繋がった。
だからメイドインジャパンサイコー!ってなるんだよな。
今回のR◯COHのこともね、『まいっか』って一人ひとりのユーザー目線を省いてると、結果的に信用を失って誰も支持してくれなくなるよ。
ただでさえPENT◯Xユーザーなんて少ないんだし、本当にカメラ業界牽引してくなら態度を改めるべきだと思うけどな。
リコールが痛手だからってやらないと、後々リコール以上のマイナスになる。
これだけ膨大な情報が錯綜してる中で何が真実かって言えば
人や企業の信用度だと思うから。これからは信用経済っていうし
逆に言えばテキトーなことやってると、そのうち口コミから広がって本当に収集がつかなくなる。
何度も言うけどミスを責めてるわけじゃなく、ただ
きちんとして。
リリースした以上
お金取ってる以上
人として当たり前のことを。
それだけなんだよ。
あー、眠い。
故障の原因を調べていたらこんな時間になってしまった。
ということで、僕のK-S2はおそらく修理せず、ってことになりそう。
今年は運が良いと言われたのにまだまだ不運ばかりだ。
お読み頂きありがとうございます。
2018年11月16日追記――――
K-S2は本日秋葉原にあるにっしんカメラさんに売却しました。
オークションでも良かったんだけど地雷抱えたカメラだったので、この際手間も一切省いてショップさんに依頼したわけです。
結果的には本体代金14,000円で売却できました。
にっしんカメラさんの店員曰く
『さっききたお客さんも同じ症状で、、OHすることを考えるとこの金額で…』
という親切丁寧な対応をしていただきました。
まぁペンタックスの呪縛を断捨離できたのは大きいと思う。
そして僕は二度とR◯COHの商品は買いません。
一つの製品をとってもいい加減なものをリリースするとお客はおろかいろんな人が迷惑します。
そこをちゃんと考えられる企業になることを願ってます。
初公開日時: 2017年2月6日リライト公開日時:2018年11月16日
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